毎日の育児、本当にお疲れ様です!
私が育休中にWebマーケティングの勉強をすることを決めたとき、一番不安に思ったのは、
果たして0歳育児を抱えて十分な勉強時間を確保できるのか?
ということでした。
赤ちゃんは目が離せません。
ママが自分の時間を確保できるのは赤ちゃんが眠っている時くらいですよね。
赤ちゃんの睡眠の質と量が、ママの自由時間を左右することは明白です。
私が今のマーケティングのスクールに入ることに前向きになれたのは、
娘が1人でも眠れるようになっていて、寝かしつけの手間がかからなかったことがとても大きいです。
本記事では、一番手っ取り早くママの時間を増やせる手段、
「赤ちゃんのねんトレ」について解説していきます!
赤ちゃんのねんトレ(ねんねトレーニング)とは?
0歳育児で一番大変なのは寝かしつけ
育児で大変に思うことはたくさんありますよね。
「育児で何が一番大変か?」と質問されたら、なんと答えますか?
これ、「寝かしつけ」と答えるママがとても多いそうです。
※2018年博報堂「子供の睡眠・寝かしつけ調査」より
わ、、、分かるー!!!
なんせ私の娘、元超ショートスリーパー。
30分かかってやっと寝たと思ったら、30分で起きてくる赤ちゃんで…。
少ししか寝ないからすぐ眠くなってぐずり、また寝かしつけへ。
一日5、6回寝かしつけすることもザラにありました。
しかも抱っこじゃないと寝ず、腕も腰もボロボロ。
娘が寝た後は自分も寝る。とても他のことに注げる体力なんてありませんでした。
そのころの娘の活動記録アプリのスクリーンショット。
青色部分が寝ている時間です。絶句…。
そして、日頃お母さんが寝かしつけに費やす時間は?というと、
30分以上かかるママたちが6割を超えるそうです。
※2018年博報堂「子供の睡眠・寝かしつけ調査」より
赤ちゃんの寝かしつけは1日に何回もしなければなりません。
その度にこんな時間を取られ、体力を削られていたら、辛いのは当然ですよね。
ねんトレ(ねんねトレーニング)とは
ねんトレとは赤ちゃんのねんねトレーニング、つまり、眠る練習のことを指します。
赤ちゃんの眠る環境を整え、できるだけママ・パパに依存せずに1人で眠れるようにするのです。
ねんねトレーニングにはメリットがたくさんあります。
・夜泣きが減る
・一回の睡眠時間が増える
・1日の睡眠時間が増える
・赤ちゃんの入眠に対するハードルが下がる。
・最終、赤ちゃんが1人で寝られる(セルフねんねできる)ようになる。
・寝かしつけの必要がなくなり、ママの時間が増える。
なぜ、1人で寝られるようになっただけで睡眠時間が伸びるのか、不思議に思う人もいると思います。
これは、赤ちゃんが長時間眠れない理由のひとつに「入眠した時と環境が違う」というものがあるからです。
赤ちゃんの睡眠サイクルは大人と違い、頻繁に眠りが浅くなるので、そもそも赤ちゃんは起きやすいのですが、
そこで入眠した時と環境が違うとパニックになって泣いて、起きてしまうのです。
ママがいたはずなのにいない、抱っこで寝たはずなのにベッドにいる…。
大人からしたら大した差ではなくとも、赤ちゃんからしたら、
寝室で寝たはずなのに、起きたら玄関にいた
くらいの衝撃があるそうです!
つまり、最初から1人で眠りにつければ、途中起きてしまったとしてもまた再入眠できるようになり、結果、睡眠時間が伸びることになります。
夜泣きが減るのも同じ理由です。
でも、そもそも赤ちゃんて1人で眠れるの?と思いますよね。
眠れるんです。
なぜなら赤ちゃんは、ママのお腹にいた時は1人で寝ていたからです。
妊娠中から寝かしつけしていたママなんて、いませんよね。
赤ちゃんにはもともと、1人で寝る力があるのです。
それが、外の世界に出てきた時から、泣いたら抱っこをしてくれるママやパパがいるから、
寝る=抱っこが当たり前になって、娘のような赤ちゃんに仕上がるという訳です(笑)。
具体的なアクション
では、具体的にどうしたら良いのか、解説していきます。
ねんトレは、すでにノウハウやメソッドが確立されており、やることは決まっています。
ただ、赤ちゃんの個性によって細かい調整が必要なので、専門でコンサルタントをやられている方も大勢いらっしゃいます。
もし、この記事を読んで興味が湧いたら、お願いしてみるのもおすすめです!
赤ちゃんの寝やすい環境を整える
まずは環境を整えることからスタートです。
実際これをやっただけで見違えるように寝るようになる赤ちゃんもいるそうですよ。
赤ちゃんの寝やすい環境とは、室温や寝室の暗さ等です。
・快適温度 20〜22℃(大人が肌寒いと感じる程度)
・快適湿度 50%
・暗さはできる限り暗く 真っ暗が理想
・ホワイトノイズ音を流すと落ち着きやすい
・ベビーベッド、ベビーサークル等自分の場所が明確に区切られていると落ち着きやすい
ちなみに、この環境を作ると大人も全然起きられなくなりますので、
同じ寝室の場合は寝坊注意です(笑)
入眠させやすくするリズムを作る
次に、赤ちゃんが楽に眠りに落ちられるように寝るまでの活動を意識していきます。
朝早起きして、日中しっかり動き、お風呂に入れば眠くなる、というリズムを作ってあげるイメージです。
・朝起きる時間は固定 起きたら必ず日光浴させる
・日中しっかりお昼寝させる
・しっかり運動させて疲れさせる(ずり這い、はいはい等)
・寝る1時間前にお風呂に入れる
・ねんねまでのルーティーンを作る(ミルク→絵本→子守唄→ハグ→おやすみなど)
・活動限界時間を意識して寝かせる
活動限界時間とは、赤ちゃんが機嫌よく起きていられる時間の長さです。
赤ちゃんは疲れ過ぎても眠れくなってしまうので、日中のお昼寝も夜の就寝も常にこの活動限界時間を意識して、寝かしつけをする必要があります。
赤ちゃんの月齢別 活動限界時間の目安
0-1ヶ月 | 40分 |
---|---|
1-2ヶ月 | 40分〜1時間 |
2-3ヶ月 | 1時間〜1時間20分 |
4-5ヶ月 | 1時間20分〜1時間30分 |
6-8ヶ月 | 2時間〜2時間30分 |
9ヶ月 | 2時間30分〜3時間 |
10ヶ月-1歳2ヶ月 | 3時間30分〜4時間 |
1歳3ヶ月-1歳半 | 4時間〜6時間 |
1歳半-3歳 | 6時間 |
加えて、だいたいの赤ちゃんは活動限界が近づくと「もう眠いよ〜」というサインを出し始めます。
活動限界時間を意識しながらそのサインを見極めて寝かしつけに入ると、成功率がグッと上がります。
赤ちゃんが眠い時のサイン
・遠く見るような、ぼーっとした目をする
・頭を左右に振り出す
・指をしゃぶる
・目をこする、耳を触る、親の胸に顔を擦り付ける
・背中を反らせる
・おもちゃの扱いが雑になる
このアプローチを済ませた上で、最終段階に入ります。
いざ、入眠!メソッドは2種類
まず、赤ちゃんが一番寝入りやすいのは夜の就寝なので、チャレンジするのは夜からがおすすめです。
夜の就寝が成功したら、ハードルの低い朝寝→昼寝→夕寝の順にトライしていきましょう!
フェードアウトメソッド【長期型】
ねんねルーティーンを終えたら、赤ちゃんをベッドに置き、そばで見守ります。
泣いてもなるべく抱っこせず、トントンや声かけで寝かしつけていきます。
泣きが強くなって抱っこをしても、落ち着いたらまたベッドに戻すようにして、寝付くまで見守ります。
最初はベッドのすぐ側で寝付くまで見守り、3日間したらベッドから3歩離れて見守る、
また3日間したら扉の近くまで離れて見守る、といった感じで、
徐々に親がそばにいない環境で寝ることに慣れていく方法です。
親の存在を近くに感じられるため、赤ちゃんが安心でき、泣きが少ないのが特長です。
タイムアウトメソッド【短期集中型】
※このメソッドはベビーカメラが必要になります。
ねんねルーティーンを終えて赤ちゃんをベッドに置いたら、ママ・パパはすぐに退室します。
以降、泣いている場合は時間を計り、
一定の時間(初日は3分)が経過しても泣き続けていたら落ち着かせるために入室(一回目の介入)します。
そして、赤ちゃんに「大丈夫だよ」と声をかけたら、1分以内に退室します。
赤ちゃんを寝付かせるために介入するのではなく、
「いつもと寝方は違うけれど、ママとパパはちゃんと外にいるから大丈夫だよ」
と伝えるための介入です。
退室後も一定時間(初日は5分)強く泣き続けているようだったら、2回目の介入をします。
この介入をするまでの時間は、ねんトレを始めてからの日数によって異なるので、下記表を参考にしてください。3回目以降は全て同じ時間で介入します。
出典:愛波文「ママと赤ちゃんのぐっすり本」
泣きが弱くなってきたら介入をやめ、カメラで寝付くのを見守ります。
一時的に泣きは強くなりますが、効果が出るのが早いのが特長です。
ねんトレ注意点
ねんトレを行う上での注意点は以下になります。
・セルフねんねは泣きを伴うため、月齢6ヶ月以降の健康な赤ちゃんが対象
(抱っこではなくベッドで寝る等の難易度の低いねんトレは低月齢からでも可)
・寝室環境改善にお金がかかる場合がある(冷暖房設備、遮光カーテン等)
・親の強い意志と、一貫した対応が必要(泣いても抱っこしない等)
娘のねんトレ体験談
パパでも寝かしつけできるようにねんトレ決意
娘の最初のねんトレは、4ヶ月を過ぎた頃に、パパにも寝かしつけができるようになって欲しくて実践しました。
それまでは、
・寝かしつけはほぼママの抱っこ
・パパが寝かしつけようとするとずっと泣いている
・パパが抱っこしても逆効果
といった状態でした。
この時は、抱っこ寝を卒業して、トントンで寝かしつけできるようにすることがゴールでした。
とりあえず、ルーティーンを実践してベッドに置き、そのあとはひたすらトントン。
泣きが続いたら抱っこし、落ち着いたら寝付く前にベッドに戻す。
これを根気強くやることで、娘は自分が寝る場所はベッドと認識できたようで、泣くことはあるものの、徐々にトントンで寝れるようになりました。
セルフねんねへバージョンアップ
トントンで寝れるようになった娘でしたが、生後7ヶ月になる手前くらいから、どんどん入眠のハードルが上がっていきました。
周りの家具やカーテンから漏れる光が気になって眠れず、
寝返りと寝返り返りを駆使してどこまでも転がっていき、私が必死に身体で受け止めて寝かしていました(笑)
寝る前の泣き(寝ぐずり)も激しくなり、7ヶ月になっても一回の睡眠時間が一向に伸びてきませんでした。
(一般的に生後6ヶ月を過ぎると、一回の睡眠時間は伸びてきます)
当時の活動記録アプリを見ると、夜泣きも増えていたことが分かります。
1日の睡眠時間も理想とされる基準(6ヶ月は13〜14時間)よりも少ない日が多く、
心配になった私は、セルフねんねへのチャレンジを実行します。
この時は寝ぐずりが本当に酷く、相当な泣きが予想されたため、1人でそれに耐える自信がなく、コンサルタントに伴走をお願いしました。
私が受けたメニューの概要
・3週間伴走 常にラインでやりとりできる
・寝室の環境や、日中の過ごし方へのてこ入れも含む
・タイムアウトメソッド 親が介入すべきかどうか判断してもらえる
・料金5万円ほど
結果、なんと娘はあっさりとセルフねんねを習得し、日中の昼寝まで自分で寝られるようになりました。
タイムアウトメソッドで介入した回数はわずか2回(笑)。
正直拍子抜けしました。
コンサルタントによると、赤ちゃんにも様々な気質があり、娘は親が側にいるとむしろ刺激になって、寝れないタイプだそうです。
プロに伴走してもらって良かったこと
・泣いている動画を送ることで、リアルタイムで親が介入した方が良いのか判断してもらえる
・回数を重ねるごとに、親自身も介入が必要か判断できるようになる
・1人じゃないという安心感がある
・3週間プロとやりとりを続けることで、日中の活動内容、次に寝かしつける時間等を親自身で考えられるようになる
・子の気質に気付ける
そして、現在の娘の活動記録はこんな感じです。
夜は夜通し寝ることが増え、起きて泣いてしまってもまた自分で再入眠してくれるようになりました。
昼寝の睡眠時間が伸びるには少し時間がかかりましたが、
今では一回で60分〜90分寝られることも増え、夕寝をしない日も増えてきました。
また、私自身にもメリットがたくさんあり、本当にやって良かったと思っています。
・身体の負担が減り、楽になった
・寝かしつけの拘束時間がなくなった
・まとまった自由時間を取れるようになった
ねんトレは赤ちゃんへのプレゼント
よくも悪くも泣きが伴うねんトレは、
・赤ちゃんの精神面の発達に悪い影響を及ぼすのでは?
・泣かれるのが辛い
と敬遠されることもあります。
しかし、すでにねんトレが赤ちゃんの発達には影響しないという研究結果が存在します。
泣かれるのは確かに辛いですが、最初の3日ほど意志を強く保てればあとはそんなに辛いものではありません。
瞼に内出血ができるほど(笑)
今でも私が退室した直後は泣いていますが、すぐに泣き止んで10分ほどで寝ていきます。
私はねんトレを、自分で何かができた!という経験をプレゼントするものだと思っています。
そしてWebマーケティングを勉強している今、育児をするママが自分の時間を増やそうと思うならば、
ねんトレはかなり有効な手段なのではないかと思います。
興味がありましたら、ぜひ検討されてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
また次の記事でお会いしましょう!