育休中にWebマーケティング挑戦中のMikiです。
先日こちらの記事で、ショート動画をものすごいスピードで伸ばしているアカウント、「かまぼこ屋の娘」さんを紹介しました。
「かまぼこ屋の娘」さんが投稿している内容の概要
・大正2年創業のかまぼこ屋を継いでいる
・原材料費高騰とかまぼこ人気低迷により、製造停止が決定している
・なんとか諦めずに再出発したいと思っている
・製造を停止するのは9月30日
そう、本日9月30日が、この老舗かまぼこ屋「魚又」さんが110年の歴史に幕を閉じる日なのです。
各SNSで投稿を始めて1ヶ月、この状況を打破することができたのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
本日はSNSを活用して再出発を試みた「かまぼこ屋の娘」さんに起きた奇跡を紹介します。
製造停止カウントダウンの行く末は?
この記事を書いている9月30日の夜、ひとつのショート動画が投稿されました。
なんと、製造協力をしてもらえる企業が見つかったとのこと!
これも、SNSをうまく駆使して認知を増やすことができたから。
私にとってはWebマーケティングの可能性をひしひしと感じる出来事でした。
本当に良かった…!
そして、同日YouTubeライブも配信され、「かまぼこ屋の娘」さんご本人から、協力企業が見つかったことの報告もされていました。
協力企業は宮城県のかまぼこ屋さん
「かまぼこ屋の娘」さんに協力を申し出た企業は、三陸フィッシュペースト株式会社さん。
宮城県で練り物の製造・販売をしており、常温かまぼこの開発ノウハウを持った技術力に長けた会社です。
三陸フィッシュペースト(株)が「かまぼこ屋の娘」に協力を申し出た理由
この三陸フィッシュペースト(株)さんは、かまぼこ屋を営む下記2つの会社が共同で起こした会社です。
・及善蒲鉾店(明治13年創業)
・気仙沼蒲鉾 かねせん(大正7年創業)
いずれも宮城県でかまぼこ屋を営まれていた会社ですが、
東北大震災の被害で、持っていた工場は流され、本当に苦しい経営状況に追い込まれたそうです。
経営を続けるべきか、辞めるべきかの選択を迫られたとき、
手を差しべてくれたのが、周りの人や同業の練り物屋さんだったんだそう。
「震災の被害にあった時、周りの人に支えてもらったから、今度は自分が支えたい」という想いから、「かまぼこ屋の娘」さんに協力すること決めたんだそうです。
かまぼこ屋「魚又」のこれから
いったんは製造停止状態になる
協力企業が見つかったと言っても、すぐに製造を依頼できるわけではなく、「魚又」さんのかまぼこはいったん製造停止になります。
再販の予定も決まっていません。
すぐに再出発が難しい理由
かまぼこと一口に言っても、練り物は食感や形といった面で地域差がある食品なんだそうです。
だから、機械があればすぐにできる、というものではなく、
提供してもらえる設備で作りたいかまぼこが本当に作れるのか、検討をしていかなければならないんですね。
「かまぼこ屋の娘」さんは、ショート動画で募集した企画で、
「板なしかまぼこ」や「減塩かまぼこ」などにも挑戦すると仰っていたので、検討することはたくさんありそうです。
「魚又」ブランドは残っていく
三陸フィッシュペースト(株)さんでの製造が決まっても、「魚又」のブランドは残す方向で話が進んでいます。
これは、「伝統あるものを残していきたい」という三陸フィッシュペースト(株)さんのご意向もあるようですよ。
「かまぼこ屋の娘」は終わってしまうの?
SNSで発信されてきた「かまぼこ屋の娘」ですが、
今度は実際にかまぼこを試作したり、復活に向けた活動に内容をシフトして、動画の投稿は続けていくようです。
また彼女を応援できると思うと嬉しいですね!
「魚又」かまぼこ復活に期待!
実は筆者、「魚又」さんのオンラインショップで、滑り込みでかまぼこを買っておりました!
これは実際に届いたかまぼこの写真です。
すでに完食しておりますが、お魚の旨味が強くて、とっても美味しかったです。
YouTubeライブでは、「魚又のかまぼこを復活させる」ことを第一のゴールとしてやっていくという話がされていました。
またこのかまぼこが食べられる日を楽しみに、これからも「かまぼこ屋の娘」さんを応援したいですね!
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
また次の記事でお会いしましょう!