Webマーケティング勉強中のワーキングマザー、Mikiです。
・ブログのタイトルでキャッチーな言葉を思い付かない
・アフィリエイトも始めてみたけど、もちろん売れない
・人を惹きつける言葉で調べてもたくさんありすぎて、、、
・「こんな風に考えたら簡単だよ!」っていう軸はありませんか!(涙)
ブログざくざく書いてるあなた、字面眺めすぎて目回りそうですよね。(私もですよ…!)
こんなたくさん書いても、キャッチーで人の心に刺さる言葉って、見つけるのが難しいんですよね。
ではどうやって、プロのブロガーやマーケターは、人に文章を読ませ、ものを買わせているのか。
実は、本能レベルで人の購買欲求を刺激する法則があるんです!
GDTの法則と呼ばれるものです。
これは人の欲求を整理した法則です。
人の欲求が理解できると、購買欲求のくすぐり方が上手くなります。
そうすると、
「ここをくすぐってあげれば、、、ほら、これ欲しくなるでしょ!」
という悪魔的文章が書けるようになるんです。
今回はこのGDTの法則を徹底解説していきます!
実際にこの法則に則ってマーケターは施策を考えますが、同時に詐欺師もよく使います…
悪用厳禁です!
5分で解説!GDTの法則とは?
GDTの法則というのは、人の欲求を3つのレベルで分けたものです。
・G:Goal(目標)
・D:Desire(欲望)
・T:Teaser:(本性)
それぞれの頭文字を取って「GDTの法則」と呼びます。
3種類の欲求は、欲求レベルの強さがあり、
Goal(目標)<Desire(欲望)<Teaser(本性)
の順で強くなります。
それぞれの欲求は、
【Goal】時間やお金をかけずに何かを手に入れたい
【Desire】富や愛、快適さがほしい
【Teaser】希少性、好奇心、反社会性に勝てない
と言うもの。
つまり、ものすごく簡単に言うと、人間という生き物は、
時間やお金をなるべくかけずに楽して物事を達成したいと思っている【Goal】
が、富や名誉・愛・快適さはお金や時間をかけてでもほしい【Desire】
さらに、希少性の高いものや好奇心をくすぐるものにめちゃくちゃ弱い【Teaser】
ということですね。
この3レベルの欲求はさらに3種類に分けられ、合計9つの欲求パターンに分類されます。
それぞれの欲求について、詳しく解説していきます。
【Goal】目標の欲求:とにかく楽したい
Goal欲求の3パターン
・Save Time(タイム)…時間をかけたくない
・Save Effort(エフォート)…努力をしたくない
・Save Money(マネー)…お金を使いたくない
時間も、努力も、お金もかけずに何かがほしい、という、いわゆる回避欲求です。
これ最初に知った時は、人間のしょうもなさに思わず笑ってしまいましたよ…(笑)
Goal欲求を刺激できるライティング例
・一日1分スマホポチッとするだけでポイントがたまって稼げます
・20分の施術でここまで激変!ちょっと買い物に行くくらいの手間で綺麗になれます
・飲むだけで痩せるサプリ 初回限定500円
SNSで見たことありますよね…。
このGoal欲求は、興味付け(ブログのタイトルや導入部分)に入れると効果的です!
【Desire】欲望の欲求:物理的にも心理的にも満たされたい
Desire欲求の3パターン
・Greed(グリード)…富や名誉が欲しい、強欲を満たしたい(人から認められたい、賞賛されたい)
・Lust(ラスト)…愛が欲しい、性欲を満たしたい(モテたい)
・Comfort(コンフォート)…快適でありたい、悩みや苦痛のない状態でいたい(悩みから解放されたい)
このDesire欲求はGoal欲求よりも強く働くので、ここを得るためには人は時間もお金も投資できます。
キャバクラが成り立つのもこの原理があるからです。
現代は、ネットが発達したこともあり、「承認欲求」がかなり強く影響する時代です。(グリード欲求)
インスタのストーリーやXの気軽なポストは、意識せずこの欲求に突き動かされて投稿したくなるんです。
Desire欲求を刺激できるライティング例
・映えるメニュー10選
・モテる人が必ずやってるボディメイク3選
・家事が究極に楽になる時短家電5選
【Teaser】本能の欲求:本能で惹かれる
Teaser欲求の3パターン
・Scarcity(スケアシティー)…希少性のあるものに弱い
・Curiousty(キュリオシティ)…好奇心を掻き立てられるものに弱い(ギャップ)
・Controversy…反社会性に弱い
Desireよりも強く働く欲求です。
人という動物としての、逃れられない性と言えるほど強い欲求です。
筆者がめっぽう弱いのが、この時期に必ず出る化粧品の「ホリデーコレクション」です。
「なんで限定なんだ!」とずっと思ってましたが、限定にすることであえて購買意欲を煽られていたんですね…(分かっていてもほしい)
書籍が爆発的に売れ、映画化までされた「ビリギャル」もこのギャップからくる好奇心を狙って設計されています。
人が「悪いと思ってもやってしまうもの」、つまりタバコや薬、不倫といったことに手を出してしまうのも、反社会性をくすぐられているからです。
Teaser欲求を刺激できるライティング例
・世界100台限定モデル
・彼氏いない歴=年齢のアイドルオタクにイケメン彼氏が出来てしまった話
・閲覧注意
・暴力事故を追え!警察密着ドキュメンタリー!
欲求を理解するには、自分を理解することから
このGDTの法則を理解すると、いかに人が欲求にしたがってものを買うのかが分かってきます。
この本質が分かると、どんなにアフィリエイト記事で
「この商品の特徴は…」
「こんな人におすすめで〜」
などとアピールしても、ほとんど意味がないということに気づきます。
商品について調べるよりも、買う側の人間を理解する方が先なんです。
人間理解、というと難しいですが、まずは自分の行動を分析してみることをお勧めします。
試しにこの一週間で買ったあなたの買い物を考えてみてください。
「この欲求を刺激されて買ったんだな」と思い当たることがあるはずです。
自分の行動を分析できるようになると、買う側の気持ちが簡単に想像できるようになり、
結果、あなたの文章で人はものを買うようになっていきます。
GDTの法則と組み合わせると最強のライティング術
クエストフォーミュラ
こちらの記事で紹介したコピーライティングの型(クエストフォーミュラ)とGDTの法則を掛け合わせることで、さらにパンチのある文章を作ることができます。
QUESTのフォーミュラ
・Qualify(興味付け)読者にメリットを提示して興味を持たせる
・Undersutand(理解・共感)読者の問題に共感する
・Educate(教育)問題を解決できる方法(商品)を提示する
・Stimulate(刺激)理想の未来(問題を解決した後)を想像させる
・Transition(行動)購買行動へ誘導する
共感ライティング
QUESTフォーミュラやGDTの法則を使うと、少し強引に感じる文章が出来上がることがあります。
そんなときに併用してほしいのが、「共感ライティング」です。
これは「読者の不安に寄り添う」ライティング技術です。
例えば、
「飲むだけで痩せるサプリ!初回限定500円!」
という謳い文句に対して、大半の人は
「飲むだけ?怪しすぎる…500円だけど胡散くさ…」
と思いますよね。
そこでその不安に先回りして、
「怪しいと思いますよね!私もそう思いました!ただ、このサプリの性能は〜」と続くと、
「ネガティブなポイントもあえて言っている」
「私の不安を分かってくれている」
と信頼性が増し、その後の情報も受け取りやすくなります。
緊張(QUEST、GDT)と緩和(共感)をうまく併用することが鍵です。
まとめ
お疲れ様でした!
人間の本能的な欲求を理解できると、世の中が少し変わって見えてくると思います。
「この商品はここに訴えようとしてるんだな」
「この魅せ方は、仕掛けた側は分かってるな」
と思えるようになってきます。
私たちは仕掛ける側になろうとしている人間なので、この法則をしっかり頭に叩き込んで、ライティングに生かしていきましょう!
(もちろん健全に使いましょうね!)