Youtubeは今や生活に必須と言っても過言でもないくらい、生活に浸透してきました。
中には、副業として個人でYoutubeを始めた人や会社でYoutubeを運用している人もいるでしょう。
Youtubeで再生数が軌道に乗れば、副収入も入るし、会社の商品も売れるし、良いことづくめ。
しかし、実際はそんなに甘くないのが現実ではないでしょうか。
「始めてみたけど、100再生もされない…」
「ものすごい手間をかけて動画を作っているのに報われない」
こんなことばかりですよね。
実は、Youtubeはアップされている動画の88.4%は再生数が1000回未満というデータがあります。
「そもそも登録者が少ないから再生回数を増やすなんて無理がある!」と思われるかもしれません。
しかし、登録者が少なくとも再生回数を伸ばすことは可能です。
しかし、そのためには明確な目的とYoutube動画を攻略する意識が必要です。
今回は、Youtubeで再生回数を伸ばすためのコツを解説していきます!
Youtubeで再生回数がカウントされる条件
何をしたら1カウントになるの?
再生回数がカウントされるためには、
・動画がクリックされる
・30秒以上視聴される
この2点を満たす必要があります。
また、
・再生リストの自動再生
・リロード
・ループ(動画を見終わってもう一度再生)
も1カウントになります。
YouTube動画への流入経路
Youtubeで再生回数を伸ばすためには、「視聴者の画面に自分の動画が表示される」ことがファーストステップです。
では視聴者がどんなアクションを取った時に自分の動画が表示される可能性があるのでしょうか?
①Youtubeからおすすめされる
Youtubeトップページ
Youtubeを開くと、トップページにおすすめ動画一覧が出てきます。
これはYoutubeがそこまでのユーザーの視聴動画を元に「こんな動画はいかがですか?」と動画をおすすめする機能によって表示されています。
このおすすめ画面には、バズっている動画だけが出るイメージがありますが、再生回数が回っていない動画も表示されます。
これはどうしてか?というと、Youtubeはアップされた動画を常にいろいろな人へおすすめして反応を見ているからです。
あなたがアップした動画もどこかしらのタイミングでおすすめに出されています。
他Youtube動画(関連動画)
Youtubeで動画を視聴すると、「これの動画もいかがですか?」と関連動画がおすすめされます。
これは今まで見ていた動画と内容が近い動画をYoutubeが選んでおすすめしているので、それまで見ていた動画が別のチャンネルであっても、あなたの動画が表示されることがあります。
②検索される
検索エンジン(Googleなど)
Googleで検索をすると、そのキーワードが含まれる動画も検索結果に表示されます。
関係する全ての動画が表示される訳ではありませんが、ここも表示される可能性があるポイントです。
Youtube内検索
Youtubeは今や世界第2位の検索エンジンです。「知りたいことがあれば、Youtubeで検索する」という人がたくさんいます。
また、好みの動画があり、同じような動画求めて検索する人も多いです。
このYoutube内での検索で、検索キーワードにヒットすると、あなたの動画も表示されます。
③その他
SNSやブログなどの他媒体
他媒体でリンクが共有されていると、そこから流入があるパターンもあります。
これは自分で他のSNSで動画を宣伝した場合や、何かの記事に動画が引用された場合に起こりますが、投稿がバズらない限りあまり流入は見込めないでしょう。
つまり、あなたの動画がユーザーの画面に表示されるには、
・Youtube側からあなたの動画が評価され、ユーザーにおすすめされるか
・ユーザーの検索ニーズを取り込めているか
この2点が非常に大切になってきます。
では、この2点を押さえるためには、どのように動画を考えればいいのでしょうか?
対策1:Youtubeからおすすめされる
Youtubeのトップページや関連動画で、たくさんの人におすすめにされるにはどうしたらいいのでしょうか?
それは「Youtubeから高い評価を受ける動画を作る」この1点に尽きます。
Youtubeが視聴者に動画をおすすめする仕組み
まず、Youtubeがユーザーに動画をおすすめする仕組みを理解しておきましょう。
視聴者にはさまざまな傾向があり、Youtubeはその傾向を分類して管理しています。
例えば、
・20〜28歳 女性の一人暮らしで、VlogやGRWMが好きな集団
・30〜35歳 ゲーム好きで実況動画や解説が好きな集団
というようなイメージです。
そしてYoutubeは、「どの動画を誰におすすめするのか」をAIに判断させています。
例えばYoutuebに女性のメイクアップ動画をアップすると、「この動画は美容系が好きそうだな」とAIが判断して、美容系Youtuberをよく見ている集団におすすめされます。
そこで反応が良ければ、さらに「VlogやGRWMが好きな人にもおすすめしてみるか」と判断され、動画は別の集団にもおすすめされていきます。
つまり、Youtubeは動画の評価とともに拡散量が増えていきます。
では、動画の評価を上げるにはどうしたら良いのでしょうか?
それには、
・Youtubeが好きな動画
・視聴者が好きな動画
この2つのポイントを押さえた動画を作らなければなりません。
それぞれのポイントを解説していきます。
Youtubeが好きな動画とは(Youtubeの動画評価基準)
Youtubeが好きな動画とはつまり、「YoutubeのAIが高評価をする動画」です。
この評価の判断の基準は、「視聴者がいかに動画に食いつき、とどまって見てくれるか?」ということが基本原則になります。
<Youtubeの動画の評価軸>
・クリック率
・平均視聴時間
・平均視聴維持率
・視聴後のリアクション(評価、コメント、共有)
・リピーター発生率
クリック率
検索結果画面やおすすめ動画にあなたの動画が表示されるとき、表示された回数に対して、どれくらいの確率でクリックされたか?という指標です。
平均試聴時間
動画を再生してそこからどれくらいの時間動画を見続けたか?という指標です。
視聴時間が長いと、「飽きずに見続けた」とAIに認識され評価が上がります。
平均視聴維持率
視聴者がその動画を何割見たか?という指標です。
視聴後のリアクション
動画の視聴後にいいね、保存、チャンネル登録、コメントといった、「良い反応」がどれくらいあるか?という指標です。
リピーター発生率
同じ動画を繰り返し見たり、同じ投稿者が作った別の動画を探して見に行くか?という指標です。
視聴者の好きな動画
視聴者にはさまざまな傾向があり、Youtubeはその傾向を分類して管理している、とお伝えしました。
実はYoutubeのこの特性から、「視聴者が好きな動画」=「バズる動画」をある程度予測して作ることが可能です。
<Youtubeからおすすめされる動画の作り方>
・ペルソナの把握
↓
・ペルソナの好きなコンテンツのリサーチ
↓
・ペルソナの好きなサムネイル/タイトルのリサーチ
↓
・コンテンツ制作
ペルソナの把握
まず、あなたの動画を見に来るペルソナを把握します。
先程の例で言えば、
・20〜28歳 女性の一人暮らしで、VlogやGRWMが好きな集団
・30〜35歳 ゲーム好きで実況動画や解説が好きな集団
こういった集団のどのグループにあなたのペルソナが当てはまるのかを把握しましょう。
ペルソナによって、好む動画の傾向は大きく変わってくるので、ペルソナの把握は最も大切な工程です。
ペルソナの好きなコンテンツをリサーチする
ペルソナのいる集団がどんなコンテンツの動画が好きなのかリサーチをします。
これの指標となるのが「再生回数」です。
バズっているコンテンツを調べて「自分のペルソナにはこんな企画がウケそうだな」というポイントを探していきます。
ペルソナの好きなサムネイル/タイトルをリサーチする
視聴者があなたの動画でまず目にするのは「サムネイル」と「タイトル」です。
ここを見てあなたの動画を視聴するかどうかを決めています。
バズっている動画のサムネイルとタイトルは「見たい!気になる!」と思わせることができている最高のお手本です。
コンテンツのリサーチと一緒に「どんなサムネイルなのか?」「どんなタイトルなのか?」も確認しましょう。
コンテンツ制作
リサーチした内容を生かして、動画を制作していきます。
最初は基本、「バズっている企画、サムネイル、編集」を全て真似して作ることを意識しましょう。
真似をしていくうちに、自分のペルソナが「こんな動画が好きなんだ」「ここに需要があるんだな」ということが分かり、動画を当てられる確率が高くなっていきます。
対策2.ユーザーの検索ニーズを取り込む
視聴者が「何かを知りたい」「どこかへ行きたい」という明確な目的を持って動画を見る場合は、そのニーズを取り込んだ動画を作ることが大切です。
視聴者が何かを調べるためには、Googleやyoutubeの検索窓で、必ず「キーワード」を打ち込みます。
このキーワードについて、
「検索する人は何に悩んでいるのか?何を解決したいのか?」
を考えて動画を準備しましょう。
ただし、検索結果で表示されるのは、Youtubeからの評価が高い順です。
せっかく動画を作っても検索結果画面で表示された順番が30番目だったら、言わずもがなクリック率は激減してしまいます。
結局は「Youtubeから良い評価を受ける動画を作る」ことが、一番の対策になってきます。
再生回数を伸ばす動画作りのポイント5選
ここまでで紹介した、Youtubeの仕組みを踏まえて、具体的な動画作りのポイントを紹介していきます。
検索ニーズ(キーワード)を押さえた内容にする
視聴者が「何かを知りたい」「どこかへ行きたい」と明確な意思を持って動画を検索する場合は、必ずキーワードを打ち込みます。
キーワードの需要を探り、その需要を押さえた動画を作りましょう。
キーワードは必ず、タイトルや説明文、タグなどにも入れ込み、検索画面に表示されやすくしましょう。
バズっているコンテンツ、タイトル、サムネイルを真似する
自分のターゲットがどんなコンテンツを好むのか?を徹底的に調べましょう。
そして、まずはバズっている企画を真似しましょう。
また、その中でバズっている「サムネイル」「タイトル」は、最高のお手本になります。
初心者はまず、徹底的に真似することから始めましょう。
冒頭のインパクトを強める
視聴者は動画を見始めた後、たったの5秒間で、「その動画を見続けるかどうか?」を決めてしまいます。
冒頭に面白いシーン、興味をそそる言葉を入れて、視聴者が「気になる!見たい!」という気持ちを煽りましょう。
ハイライトを作るのも有効です。
視聴維持率を意識する
動画を見始めた後も最後まで動画を見続けてくれるかどうかも、再生回数を伸ばす重要な要素です。
途中で「飽きたな…」と感じさせないようするには、
・思わぬ展開を入れる
・音楽・演出を変える
などの工夫が効果的です。
アクションを促す
コメントがついたり、高評価がつくことで、Youtubeからの評価も上がります。
コメントをしたくなる要素を動画内に散りばめましょう。
再生回数を伸ばす設定・運用ポイント5選
さらに、youtubeには再生回数を伸ばしていくための機能や設定がありますので、積極的に活用しましょう。
終了画面の活用
動画が終了した時、終了画面にチャンネル登録を促すボタンや関連動画へのリンクを設置することができます。
ここを活用することで、自分が作成した他動画への流入が狙えます。
終了画面の設定は、youtube Studioで簡単に行うことができます。
再生リスト
再生リストは関連する複数の動画をひとつにまとめて、視聴者が連続して視聴することのできる機能です。
ひとつの動画が見終わっても、自動的に次の動画が再生されるので、別動画への流入が狙いやすくなります。
同じテーマやシリーズものは再生リストにまとめるようにしましょう。
投稿時間
視聴者が最もYoutubeを見ている時間に投稿をすることも大切です。
一般的には18−24時の時間帯が最もYoutubeの視聴者は多くなりますが、ターゲットとする視聴者層のライフスタイルに合わせて調節しましょう。
youtube機能の活用
Youtubeに動画のクオリティを上げるための機能が装備いくつかあります。
カード機能
動画視聴中に追加情報を共有したり、他の動画への誘導リンクを貼ることができるツールです。
ここからも他動画や再生リストへの流入が狙え、チャンネル全体の視聴時間を上げる効果が期待できます。
チャプター機能
動画に時間で区切りをつけて保存できる機能です。
視聴者が興味のある部分へ簡単にアクセスできるようになり、視聴者満足度の向上が期待できます。
アナリティクス
youtubeアナリティクスでは、視聴維持率や視聴時間、どの年代の人が自分の動画を見ているのか?といった分析情報が得られます。
また流入の経路も詳しく分析できるため、次回の動画制作の戦略へ活かすことができます。
ショート動画の活用
ショート動画は1分程度の尺の短い動画で、同じチャンネル内でアップすることができます。
短い動画は視聴のハードルが低く、またスワイプするだけで関連するショート動画が次々に出てくるため、再生回数が増えやすいです。
登録者数が少ない段階では認知を広げるために有効な手段と言えるでしょう。
再生回数がカウントされない原因とタブー
最後に、再生回数がカウントされないパターンと絶対にやってはいけなタブーをお伝えします。
再生回数がカウントされない原因
再生が一瞬
Youtubeから明確な条件は提示されていないものの、再生回数が1カウントされるには30秒以上の視聴が必要、という情報が多いです。
そのため視聴時間が一瞬だとカウントされないことがあります。
同じIPアドレスから何度も再生される
同じIPアドレスから何度も再生すると、「正常な再生」とみなされずカウントされなくなります。
不正行為とみなされている
YoutubeはAIによって厳格に「人が視聴しているか」を審査しています。
再生回数を稼ぐツールなどに頼ると、不正とみなされ、最悪アカウントが停止する恐れがあります。
再生回数の反映に時間がかかっている
公開してすぐに再生回数が反映されないこともあります。
なかなか再生回数がいかない場合でも、10〜20時間は様子を見ましょう。
やってはいけないタブー
再生回数を買う
あなたの動画が本当に有益なものであれば、視聴者はおのずと何度もあなたの作った動画を見にくるようになります。
再生回数を買っても、誰もあなたのファンになってくれませんし、リピートもしてくれず、結果再生回数は伸びていきません。
意味がないのでやめましょう。
何度もリロードする
自分で再生回数を稼ごうと思って何度もリロードしていると、「適正な視聴ではない」と見なされてカウントがされなくなります。
こちらも意味がない行為なので控えましょう。
最後に:Youtubeの仕組みとニーズを理解して再生回数を伸ばそう
今回は、再生回数を伸ばすための方法を紹介しました!
Youtubeの再生回数を伸ばすには、いろいろなテクニックはありますが、一番大切なことは「視聴者にとって有益であるか?」ということに尽きます。
世の中のニーズと、自分の提供したいものをうまく組み合わせせることができれば、視聴者とwin-winな関係を築きながらYoutubeも伸ばすことができるでしょう。
それでは、また次の記事でお会いしましょう!