育休中にWebマーケティング挑戦中のMikiです。
・頑張りたいけど頑張れない
・やろうと決めたのに、やる気が出ない
・モチベーションが続かない
この記事はこんな気持ちと毎日戦っているあなたにお届けします。
何かに挑戦しようと思ったら、その先は上り坂しかありません。
自分で登ると決めたのだからやるしかありません。
しかし、それでもどうしてもやる気が出ない…ということはあると思います。
実は、そこには人間の本質的な特徴が大きく関係しています。
本記事ではモチベーションが続かない理由とその対策について、解説していきます!
ホメオスタシスを攻略する
ホメオスタシス(恒常性)による影響
ホメオスタシスとは、「恒常性(現状を維持しようとする性質)」を指します。
例えば、人間の体温は36度程度に保たれています。
普通、温かいものを放置しておくと冷めていきますよね。
しかし、体温は基本36度で維持されていて、温めようが冷やそうが、また36度に戻っていきます。
これはホメオスタシスというシステムが働いているからなのです。
そしてこの性質は、心理的な側面からも働いてしまいます。
つまり、何か新しいことに挑戦しよう!と思っても、
このシステムが働くことで、挑戦していない時の自分に戻ろうとしてしまうのです。
ホメオスタシスは生存本能に基づいた性質です。
現時点で生きていることができるなら、本能的に現状を維持することを最優先してしまうのです。
つまり、新しいことに挑戦するときに、
続かない、頑張れない、といったことが起こるのは当たり前なのです。
この「ホメオスタシスがあるから、やる気が出なくて当たり前」という前提を持っていることが非常に大切です。
ホメオスタシスという存在を知らないと、大概の人はこう考えてしまいます。
・やると決めたのに、できないなんて、自分はなんてダメな人間なんだろう
・こんなにやる気が起きないなら、本当はやりたくなかったんじゃないのか?
そして、挑戦することを辞めてしまいます。
思い当たること、ありませんか?
克服法
「こんなに強いシステムが自分の中にあるのでは、結局新しいことなんて何もできないのでは?」
と思いますよね。
大丈夫です。
これまでの人生でも、新しい環境で挑戦しなくてはいけないことがたくさんあったはずです。
全部乗り越えてここまで来ているのですから、克服法はあります。
例えば、大学を卒業して社会人になったときには、
・早起きをするようになる
・毎日決まった時間に出社して仕事をするようになる
といった変化が起きますよね。
最初は辛くても、そのうち当たり前にようにこなしている自分がいたはずです。
ここで何が起こっていたのかというと、ある時点でホメオスタシスが「変化」を許容し始めるのです。
そして、今度はその「変化」を「現状」として維持しようとし始めます。
つまり、ホメオスタシスの維持する「現状」は書き換えることが可能です。
新しいことにどんどん挑戦する自分になりたければ、変化し続けることを維持させるように働かせれば良いのです。
普通の人は変化しないことが普通になっています。
変化しないことにホメオスタシスが働いている訳ですが、ほとんどの人は気付いていません。
成長が早い人になるためには変化し続けることにホメオスタシスが働かせることが必要です。
まずは3ヶ月
では、ホメオスタシスが現状を書き換えるには、どれくらいの期間が必要なのでしょうか。
行動を伴う習慣(早起きをする、サプリを飲む等)は3週間、
マインドの習慣(新しいことに挑戦する、自己肯定感を高く保つ等)は3ヶ月と言われています。
「この期間中にホメオスタシスが働いてしまったらどうしたらいいの?」
と思うかもしれません。
答えは、何もしなくていいです。
やる気が出ない時期が来ても、「お、今ホメオスタシスが働いてるな〜」と気軽に捉えれば良いのです。
このやる気のなさは、ホメオスタシスの影響だと知っているだけで、気の持ちようが違ってきます。
無意味に落ち込まないので、また新しい習慣に挑戦していくことができます。
あなたはやりたくないのではありません。安心して挑戦し続けてください。
ホメオスタシスをしっかり自分のものにして、味方にできれば、どんどん成長が加速していくはずです。
エネルギーの使い方を覚える
エネルギーを理解して無駄に消費しない
モチベーションが上がらない原因はホメオスタシス以外にもあります。
それは、エネルギーの不足です。
これは体力があるとか、栄養が足りていないだとかそういう話ではありません。
例えば、大人数の飲み会、そこまで仲の良くない友達との遊び、先の見えない恋愛、、、
こういったことはかなりエネルギーを消費してしまいます。
会社で怒りっぽい上司に気を遣うとか、かまってほしい後輩に付き合ったりするのもそうです。
何かを気にかけている間は常にエネルギーを消費してしまうのです。
成功と関係のないことにエネルギーを使い果たしてしまっていないでしょうか?
エネルギーについて、節約しようと考える人はあまりいないと思います。
しかし、人が使用できるエネルギーには、時間やお金と同じで限りがあります。
時間やお金については「節約しよう」と考える人はたくさんいるはずです。
エネルギーも無駄な部分に使わないように意識をして、本当に必要な部分にうまく集中させる工夫が必要なのです。
もともとやっていなかったことをできるようにするには、その分エネルギーをどこかで節約する必要があります。
今までと同じ人付き合い、同じ生活では間に合いません。
どこかで無駄にエネルギーを浪費していないか、考えてみましょう!
克服方法
余計なエネルギーを使わないために、具体的にできることをご紹介します。
人に言わない
何かを頑張ろうと決めた時は、ついつい人に言いたくなってしまいます。
これはエネルギーが非常に高まっている状態だからです。
ところが、このせっかく高まったエネルギーは、人に言うことで消費されてしまいます。
そして自尊心だけ満たして満足して終わってしまう人が完成します(笑)
そのエネルギーは手を動かすことに向けるべきです。
口ではなくて、手を動かすことに使いましょう。
エネルギーを取られる人から離れる
先に挙げたような、エネルギーを奪われる人が近くにいる場合は、なるべく離れてください。
難しい場合は、その人といる時間を少なくする等の工夫をしてみましょう。
定型化と省略化
人は、選択肢や工程が多いと簡単に疲れてしまいます。
毎日の食事や、服装を無限にあるような選択肢から選ぶ作業は、実はとても大変なのです。
食事は、メニューを曜日ごとに固定で決めたり、選択肢を予め絞ってしまうのもおすすめです。
服装についても同じです。
長く活躍しているYouTuberは、いつも同じような服を着ていると思いませんか?
あれは、服を選ぶというエネルギーをYouTubeに集中させている証拠なのです。
また、大した作業でなくても工程が多い作業はアウトです。
人は1工程多いだけでも、面倒に感じてしまい重い腰を上げるのにエネルギーを消費します。
・自分が作業に取り掛かるのに何を面倒に感じるのか?
・省ける段取りはないのか?
一度見直してみてみましょう!
両方の側面からモチベーションを高く保つ
いかがでしたか?
今回は、ホメオスタシス(恒常性)とエネルギーの2つの側面から、モチベーション維持の秘訣を解説しました!
ホメオスタシスの対処法
・自分の気力のせいではなく、ホメオスタシスの影響だと理解して割り切る
・やる気のない時期が来ても、落ち込まず継続する
エネルギーの対処法
・余計なエネルギーを使わないように意識する
・口より手を動かす
・エネルギーを奪われる人から離れる
・定型化と省略化
今回解説したモチベーションが上がらない要因は、どんな人にも共通しています。
この仕組みを理解できていると、人間理解のレベルも上がり、マーケティング能力の向上も期待できます。
ぜひ、取り入れられる部分から実践してみてください!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
また次の記事でお会いしましょう!