育休中にWebマーケティング挑戦中のMikiです。
突然ですが、市場がどんどん開拓されていく現代で、ビジネスの明暗を分けるのは何だと思いますか?
その答えは、「マーケティング」の基礎知識です。
マーケティングは、商品設計から販売までのトータルプロセスです。
つまり、「ビジネス活動はほとんどがマーケティング」ということ。
独立をしていようが、会社で働いていようが、ビジネスをやるならマーケティングの勉強をしなければお話にならないということになります。
逆に、マーケティングを学ばずにビジネスをやるというのは、本当に致命的なことなのです。
そこで本日は、マーケティングの基礎を学べる本を集めてみました!
「マーケティングの勉強をしてみたいけれど、どこから学んだらいいか分からない」と言う人へ、おすすめの本5選を紹介していきます!
おすすめマーケティング本5選
シュガーマンのマーケティング30の法則
「シュガーマンのマーケティング30の法則」は、アメリカでダイレクトマーケティングの世界で大きな成功を収めた、ジョセフ・シュガーマンさんが執筆された本です。
マーケティングを学んでいる人で知らない人はいないレベルの有名人です。
そしてこの本は、あのメンタリストDaiGoさんが、
「大学時代、これで1億は儲けました。」
「10倍の値段でも僕は書います。」
と評している本でもあります。
たったひとつの表現、説明の順序、力を込めて説明する場所を工夫するだけで、セールスの成績は劇的に上がると主張していて、
そのノウハウが30のポイントに絞って書かれています。
この本に書いてあること
1.最大の武器は「心理的トリガー」である
・心理的トリガーとは、手強い顧客の心を動かし、ついには購買を決めさせてしまう心理的引き金のこと。
2.心理的トリガー 1〜30(この中から5つ紹介)
・一貫性の法則
ある商品を買うと決めたときに、他の商品をおすすめされると「ついで買い」が起きやすくなる現象。
例:靴屋で靴を買ったときに、靴のメンテナンスグッズをおすすめされると、買ってしまう。
・リンキング
真新しいものをすでにあるものと結びつけると、一気に親近感が湧く現象。人は全く新しいものを見たときは、すぐには受け入れられない。
例:iphoneは新しい発明だったが、「電話とメールとインターネット全てが1台できるもの」というすでにあるものを組み合わせたものとして売ったから売れた。
・切迫感
人の脳が決断するのを嫌がる性質があるため、切迫感がないとものを買わない。
例:「本日限定」「タイムセール」「レジが混んでいる」などの切迫感があると、つい買ってしまう
・収集欲求
もの集めたい、全ての種類をコンプリートしたいという欲求のこと。
例:フィギュアを集めてしまう。家具を全部同じブランドで揃えたくなる。パソコンの周辺機器を全てAppleで揃えたくなる。
・罪悪感
何かしてもらうと、自分も何か返さなければ申し訳ないと思う現象。
例:食品の試食。無料で食べてしまったのだから、買わないと申し訳なくなる。
これを読んで怖いなと思ったのは、私たちは普段「無意識に購買するように仕掛けられている」ということです。
ここに挙げたものだけでも、「あ〜引っ掛かったことある!」となりませんか?(笑)
私たちは仕掛ける側の人間になろうとしている訳ですから、むしろ知っておかなくてはなりません…!
こんな人におすすめ
・人間心理の基礎を学びたい人
・購買意欲のくすぐり方を知りたい人
マーケット感覚を身につけよう
「マーケット感覚を身につけよう」は、月間200万PVの超人気ブロガーのちきりんさんが執筆された本です。
いたる所で市場化が進み、不確実性が高まるこれからの社会では、英語力や資格などのスキルよりも、
「何を学ぶべきか?」「自分は何を売りにすべきか?」という「本質的な価値」を見抜く能力つまり、「マーケット感覚」が必要になると本書は主張しています。
これは、「社会の動きがこれからどうなるのか」「今ヒットするのはどんなものか」などが分かるアンテナやセンサーにあたるものであり、「生きる力」「稼ぐ力」の核ともいえる能力です。
本書ではマーケット感覚を鍛え、「これから何が売れるのか?」が分かるようになる5つの方法が紹介されています。
この本に書かれていること
1.マーケット感覚の重要性
・ネットの普及でいたる所で市場化が加速している
どんなに「自分が良いものだ!」と思っても需要と供給が見合わなければ意味がない
市場化する社会での「良い商品」とは、需要に比べて、供給が少ない商品。
・医師や弁護士といった世間一般で一生安泰とされている職業でさえ、現代では揺らいできている。
・他者よりも市場の動きをいち早く見極めると需要の増加に対応できる。そのためにマーケット感覚が必要。
2.周りにある「新しい価値に」に気づくための考え方と具体例
・いつでもチャンスを掴めるようになるためには、「チャンスに気づくようになること」が必要。
なぜ需要と供給が存在するのかを常に考える。今生活しているこの空間にも無限のチャンスがある。
・ごく普通の人でも価値を生み出すことは可能。
専門性がなくても価値を感じる人がいれば新しい市場になる。
自分が普通であることの価値を過小評価する必要はない。普通の生活で価値の種に気付けるかどうかが大事。
3.マーケット感覚を身につけるための具体的な方法(2つを抜粋)
・プライシング能力
値付け能力(自分の基準で妥当だと思える価値をつける能力)を高める。
値札や相場は他人の判断基準。自分の価値基準に照らし合わせて、本当に自分にとってこの値段の価値があるのかを考えられることが大事。
潜在的な価値に気づく練習になる。
・失敗と成功の関係を理解する
インプットだけではなく、アウトプットして失敗して学ぶ過程を大切にする。市場から失敗しながらも学び続ける。
こんな人におすすめ
・マーケット感覚を理解したい人
・自分の身の回りで起こっていることの本質的な価値を見抜けるようになりたい人
ドリルを売るには穴を売れ
「ドリルを売るには穴を売れ」は、モノを売る全ての人に向けたマーケティングの入門書です。
タイトルの「ドリルを売るには穴を売れ」というのは、
「商品を売るには、顧客にとっての価値から考えよ」という意味で、マーケティング業界ではよく使われます。
マーケティングコンサルタントの佐藤義典さんが執筆された本で、基本的な「売るときの考え方」が、「価値」を切り口に丁寧に解説されています。
この本に書いてあること
1.ベネフィット
・ベネフィットは顧客にとっての価値。
ドリルは売り物だが、顧客にとってはドリルが開ける穴に価値がある。顧客は商品を買うのではなく、価値を買っている。
売ることによってどんな価値を与えたいかを考えることが重要。
・マーケティングは価値を提供してお金をいただくこと
顧客が払う対価(金額・手間・時間)より、顧客が得る価値(欲求が満たされること)が高ければ商品が売れる
2.セグメンテーションとターゲット
・セグメンテーションは顧客を欲求の種類によって分けること
服であれば、次の4種類に分けられる
①低価格な服を着たい
②ちょっといいものを着たい
③デザインを重視したい
④ブランドのものを着たい
・分けたらどのセグメントを狙うか決める
狙いをつけた顧客をダーゲットと呼ぶ。
セグメンテーションとターゲットは常にセットで行う。
3.差別化
・あなたの商品でなければいけない理由を作る。
競合よりも高い価値を顧客に提供することが差別化に繋がる。
4.4Pどのように価値を届けるのか
・買い手として何か買うときに当たり前にしている行動をしっかり決める。
a.product(製品・サービス)商品そのもの
b.promotion(広告・販促) どこで買うか、どこで売るか
c.place(流通・チャネル) どこで知ったのか
d.price(価格) 価格より価値のあるものを売っているか
「ヒトデブログ」を運営しているヒトデさんもおすすめの一冊です。
こんな人におすすめ
・ものやサービスを売る基本を学びたい人
・メリットと価値の違いが分からない人
プリンセスマーケティング
「プリンセスマーケティング」は、女性心理に特化したマーケティングの第一人者である、セールスコピーライターの谷本理恵子さんが執筆された本です。
「プリンセスマーケティング」は、男性と女性の購買心理の違いに注目し、女性特有の心の動きをメインに書かれた「女性に売る」ことに特化した本になっています。
本書は女性の購買意欲について、男性の場合と比較しながら7つの原則について紹介されています。
この本に書いてあること
1.女性が買い物をする究極の目的は他者評価ではなく、自分に自信を持つため「自己充足」が最大の目的
・男性は困難を乗り越えながら、地位や名誉を手に入れていきたい生き物。それに対し、女性はより魅力的な本当の自分を取り戻すことが目的で、自分にとって居心地や使いやすさを重視して商品の購買を決める傾向にある。
そもそもの購買に至る前提が男性とは全く異なる。
2.女性の購買意欲を掻き立てる7つの原則
・女性と男性では、求めている「ストーリー」が違う
・女性と男性では、登場人物の「設定」が違う
・女性と男性では、主人公の「モチベーション」が違う
・女性と男性では、意思決定の「中身」が違う
・女性と男性では、何を「信じる」かが違う
・女性と男性では、「関係性」の築き方が違う
・女性と男性では、「未来」の見せ方が違う
<抜粋して3つを紹介>
・【女性と男性では、求めている「ストーリー」が違う】
男性はヒーロー型ストーリーがベースになっているのに対し、女性はプリンセス型ストーリーがベースになっている。
男性は必要な成長を積み重ねることによって地位・名誉・財力を手に入れるストーリーを求める。
女性は新しい世界で本当の自分らしく生きていきたいという願望があり、シンデレラのようなストーリ設定が前提にある。
・【女性と男性では、意思決定の「中身」が違う】
男性は、目的の売り場に行き決めていた商品を手に取り、さっさとお会計をして帰っていく。
それに対し女性は、せっかくきたからと運命的な出会いを求めて寄り道をしだす。
購入を決めるポイントも、男性は競合と比較検討し、より正しい選択が重要視される。
女性はとりあえず試して、体験の質や快適さ、自分にとって素晴らしいかどうかが重要視される。
・【女性と男性では、「未来」の見せ方が違う】
製品・サービスに求める未来像が、男性は結果が伴うかどうかであり、女性は一瞬で本来の自分を取り戻せる魔法であるかどうかである。
製品・サービスに感じるリスクも異なる。
男性は結果や効果が出なかったらどうしようと不安になるので、リスク払拭としては「結果が出ない場合は返金」が有効。
女性は、イメージと違ったり続けられなかったらどうしようと不安になるので、リスク払拭としては「継続できない場合残金返金」が有効。
こんな人におすすめ
・女性をターゲットにしてビジネスをしている人
・女性心理に興味がある人
美しくバズる技術
「美しくバズる技術」はWebマーケティングの全体像を正しく教えてくれる、現代のSNSマーケティングの教科書です。
そして何を隠そう、この本の著者は今の私のマーケティングスクールの師匠である青木創士さん。
数々のSNS マーケティングを成功させてきたWebマーケターです。
この本に書いてあること
1.美しく「バズる」=目的を達成するWebマーケティングとは
・本当のWebマーケティングとは、目的を達成するためのブランディング〜売上構築までの総合的なアプローチ全体を検討すること。
バズった先が目的を達成させるものになっているかが重要
・Webマーケティングの原点は「誰にどんな未来を届けるか」
人は自分の未来をより良くするためにお金と時間を投資する。
ユーザーに「このアカウントを追いかけていれば、理想の未来が手に入る!」と思ってもらわなければならない。
・コンセプトが決まったら、競合に勝てる差別化ポイントを探す。
・Webマーケティングの全体像は、認知、ファン化、集客、信頼構築、販売、リピート。
2.SNSでの認知の作り方
・Youtubeのアルゴリズムとバズるコンテンツの作り方
・Youtube shorts/TikTokのアルゴリズムとバズるコンテンツの作り方
・Instagramのアルゴリズムとバズるコンテンツの作り方
3.視聴者を「ファン」に変え、商品を販売する方法
・ファン化させるコツ
強みの掛け算でオンリーワンの存在を目指す。
・ライン公式アカウントで見込み客リストを作る
・無償奉仕で信頼構築を行う
4.ビジネスを拡大してWebマーケティング時代を生き残る方法
・商品が飽和する時代で伸びるための戦略
高単価商品か、中価格サブスクサービスの年間販売を狙う
SNSを使用したマーケティング手法が、ここぞとばかりに詰め込まれた一冊です。
こんな人におすすめ
・SNSを使用したマーケティング手法が知りたい人
・現代で生き残るためのマーケティングノウハウを学びたい人
マーケティング本でビジネスに必須な知識を仕入れよう
いかがでしたか?
マーケティングを様々な角度から見れる5冊を厳選しましたので、
参考になれば幸いです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!